2009「巨人vs日本ハム」
ここからは、日本シリーズの過去の名勝負を振り返っていきます。
まずは2009年、巨人と日本ハムの決戦です。
圧倒的な力でペナント、プレーオフを制したチーム同士とあって、実力伯仲の好試合が相次ぐ一方、日本ハムはエースのダルビッシュ投手が故障によって戦線離脱中とあり、戦前は巨人有利という見方が多かったように思えます。
そんな中、第1戦は巨人がゴンザレス投手、日本ハムは武田勝投手が先発。
ゴンザレス投手はこの年、15勝2敗、防御率2.11という非常に安定した成績を残しており、この試合でも序盤こそ不安定ながらしっかり試合を作りました。
一方の武田勝投手も粘りの投球を見せていましたが、5回に捕まり6回3失点で降板。
試合は9回に日本ハムが追い上げるも、4対3で巨人に軍配が上がりました。
そして2試合目。
1試合目を落とした日本ハムは、大きな賭けに出ます。
登板不可能とさえ言われていたエース、ダルビッシュ有投手を先発として起用したのです。
この日、ダルビッシュ投手は明らかに本調子とは程遠い中、緩いカーブを多投して巨人打線を翻弄します。
エースならではの、悪い状況でも抑えるその姿にナインも刺激を受け、巨人先発内海を3回に攻略。
6回2失点にくいとめたダルビッシュ投手の活躍で、日本ハムが勝利しました。
ここで日本ハムに勢いが行くかと思われた2009日本シリーズでしたが、ここから巨人打線が牙を剥きます。
第3戦では得意の空中戦に持ち込み、先制されるも李、阿部の連続本塁打で追いつき、最終的には小笠原選手のタイムリーで勝ち越し、2勝目をマークしました。
翌日は日本ハム打線が爆発。
巨人の高橋尚を3回で早々に攻略し、再びタイに持ち込みます。
そして、本シリーズ最大の山となった第5戦。
両先発の好投で投手戦となり、巨人が8回裏に追いつくも、日本ハム4番高橋の本塁打で9回表を終了し、2対1で日本ハムリード。
ホームという事もあり、大勢の観客は日本ハムの勝利を確信していたことでしょう。
しかし、シリーズを通して調子の上がらなかった日本ハムの守護神、武田久が大乱調。
亀井にいきなり初球を叩かれ、ホームランで同点。
そして1死後には阿部がライトスタンドへ放り込み、サヨナラで巨人が勝利しました。
そのまま巨人が6戦目も勝利。
2009日本シリーズは、巨人が4対2で覇権を手にしました。